ほとんどのバイヤーは「金型は誰のものか」を T1 サンプル承認後にしか尋ねず、その頃には工場を切り替えるコストが跳ね上がっている。より良いタイミングは、最終 CAD を送る前、そして発注(PO)を出す前だ。
ほとんどのバイヤーは「金型は誰のものか」を T1 サンプル承認後にしか尋ねず、その頃には工場を切り替えるコストが跳ね上がっている。より良いタイミングは、最終 CAD を送る前、そして発注(PO)を出す前だ。
Quick answer
金型は、契約で誰のものと書かれているかで決まり、通常は「誰が代金を支払ったか」に沿う。HC-Mold は3つの金型モデルを提供する。モデル A では、全額の金型費(NRE)を支払い、金型を所有する。モデル B では、HC-Mold が金型費を負担して所有権を保持し、バイヤーは合意した累計購入数量を約束する。モデル C では、全額を前払いし、累計出荷数量が契約数量に達した時点で金型費が製品代金から還付され、いかなる場合も金型はバイヤーの所有のままだ。いずれのモデルを選んでも、PO の前に契約書に明記すること。
Key takeaways
- 所有権・移管権・ライフエンド時の責任は、ファイル授受や PO の前に決めておく。T1 の後では遅い。
- モデル A・C では物理的金型を所有する。モデル B では HC-Mold が所有し、持ち出せない。
- いずれのモデルでも製品デザインはバイヤーのもの。モデル B では金型製造ノウハウ(内部構造、ランナー、電極)は HC-Mold に留まる。
- NDA が守るのは「情報」であり、鋼材の帰属を決めるものではない。両方必要だ。
Why mold ownership deserves its own clause
金型は成形プロジェクトで最も高価な単体資産になることが多く、それが他人の工場に数年置かれたままになる。所有権は4つの実務的なことを決める——生産を移管できるか、誰が生産を承認できるか、金型が摩耗した時どうするか、そして他者がデザインを使えるかどうか。一般的な考え方として、支払いそのものが自動的に所有権を生むわけではない。決めるのは契約だ。
The three tooling models at HC-Mold
| モデル A:買主負担 | モデル B:工場負担 | モデル C:前払い・数量還付 | |
|---|---|---|---|
| 金型費(NRE)の支払い | 買主、全額 | HC-Mold | 買主、全額、前払い |
| 物理的金型の所有権 | 買主 | HC-Mold | 買主、常に |
| 保管 | HC-Mold が買主分として保管し、買主の注文にのみ使用 | HC-Mold が保管・メンテ | モデル A と同じ |
| 他工場への移管 | 可。30日間の書面通知要。費用は買主負担 | 不可。持ち出し権なし | モデル A と同じ |
| 金型費の還付 | なし | なし | 累計出荷が契約数量に達した時点で製品代金から還付 |
| 買主のコミット | NRE の支払い | 合意した累計購入数量を達成 | NRE の支払いと、還付獲得のための数量達成 |
金額・数量のしきい値・スケジュールは個別のプロジェクト契約で定める。
Model A: you pay, you own
金型費を全額支払い、金型全体を所有する。HC-Mold は受託保管し、買主の注文にのみ使用、第三者には絶対に使わない。
- 保管: 18か月の無料保管。以降は契約に定めた料金が発生。
- 移管: 30日間の書面通知により他工場へ移管可。分解・物流・通関・保険は買主負担。アルミ押出ダイのみ例外:設備互換性のため移管は保証されない。
- ライフエンド: 自然摩耗のリスクは買主。HC-Mold の不適切な保管で破損・紛失した場合は HC-Mold が補償する。
- 知財: 製品デザインとその派生金型図面は買主のもの。
最適なケース: 可搬性とデザイン秘匿が最優先、あるいは年間数量が未確定なプロジェクト。注意点: 初期キャッシュと18か月以降の保管料。
Model B: HC-Mold funds the tool
HC-Mold が金型費を負担し、物理的金型を所有する。引き換えに、バイヤーは合意した累計購入数量をコミットする。
- あなたの知財: 製品の意匠・機能・デザインはバイヤー専属。HC-Mold は第三者にデザインを使用しない。
- HC-Mold の知財: 内部構造・ランナー・電極などの金型製造技術は HC-Mold に帰属。
- メンテナンスとライフエンド: HC-Mold が保管・メンテ。寿命に達した場合、購入数量を継続して達成していれば再製作費を HC-Mold が負担。達成できなければ HC-Mold は金型を廃棄でき、持ち出し権はない。
最適なケース: 数量が安定し、初期キャッシュを抑えたいバイヤー。注意点: 金型を移せず、数量コミットが調達計画に組み込まれる。
Model C: prepay now, get the tooling cost back through volume
金型費を全額前払いする。累計出荷数量が契約数量に達した時点で、HC-Mold が製品代金から金型費を還付する。達成しなければ還付を失うが、金型は引き続き所有する。
モデル C では所有権は一切変わらない。 還付の有無にかかわらず金型は最初からバイヤーのもので、移管・保管・ライフエンド・知財はすべてモデル A に準じる。
最適なケース: 年間数量にコミットでき、可搬性と金型費回収の両立を望むバイヤー。注意点: 還付は完全に契約数量の達成に依存する。
How to choose
- 将来工場を切り替えたい:モデル A または C。
- 数量が不確定:購入コミットのないモデル A。
- 年間数量が安定しコミット可能:モデル C なら金型を所有しつつ費用回収の道筋が得られる。
- 初期支出を最小化し、金型が工場に残ることを許容:モデル B。
- デザイン秘匿が最重要:A または C を優先し、以下の NDA ステップと組み合わせる。
正しい選択はキャッシュフロー・数量・必要なサプライチェーンの柔軟性次第。異なるモデルの見積もりを比較する前に、射出金型のコスト構造を先に読んでおくとよい。
Moving a mold to another factory (Models A and C)
- 書面で通知: 金型を引き渡したい日の少なくとも30日前までに書面通知する。
- 引渡しリストを合意: 金型・インサート・スペア部品、所有権がバイヤーにある派生金型図面、参照用サンプル品。
- 輸出梱包・通関・保険を手配: 費用は買主負担。
- 再認定(再試作)の予算を確保: 新工場でも試作とサンプル承認が必要。
モデル B では金型は HC-Mold に残る。将来の柔軟性が重要なら、最初にモデル A または C を選ぶこと。
Who owns which IP
| 項目 | モデル A・C | モデル B |
|---|---|---|
| 製品の意匠・機能・デザイン | 買主 | 買主専属。HC-Mold は第三者に使用不可 |
| 派生金型図面 | 買主 | 契約による |
| 金型の内部構造・ランナー・電極・金型製造ノウハウ | 契約による | HC-Mold |
NDA: what to cover and when to sign
HC-Mold はファイル審査の前に守秘契約を締結し、図面はアクセス制御して第三者と共有しない。あなたがいずれかのサプライヤーと NDA を起草・審査するときは以下を確認すること。
- 製品戦略や未発表デザインを含む最終 CAD を送る前に署名する。
- 関連会社・表面処理業者・サンプル物流パートナーが部品に触れる場合は、それらも対象に含める。
- プロジェクト終了時のファイル返却・廃棄方法を定義する。
- 双方に受け入れ可能な準拠法と紛争解決地を明記する。
誰が署名するかを確認せよ。 金型工場を拘束しない商社との NDA は「紙の安心」でしかなく、実効性はない。HC-Mold は直接メーカーであり、商社ではない。サプライヤーを比較する場合は、工場と商社の見分け方と工場監査チェックリストを参照。HC-Mold の守秘実務については知財・NDA ページも参照。
Contract clauses to write down
- 金型モデル(A・B・C)と支払内容、支払マイルストーン(設計承認、鋼材荒加工完了、T1 出荷、最終検収など)
- 金型寿命の定義と摩耗の負担者
- 無料保管期間、以降の料金、金型の保管場所
- 移管通知期間、引渡しリスト、費用負担者
- 保管中の破損・紛失の責任
- 製品デザイン・派生図面・金型製造ノウハウの知財区分
- 購入数量・還付数量とその集計方法
- スペアキャビティとインサートの所有権
- 設計変更(ECO)プロセス
- 写真・宣伝の制限、T1 サンプルとスクラップの管理
Red flags
- 「金型はあなたのもの」がメールスレッドにしか書かれていない
- 保管・移管・破損の条件がない
- NDA の署名主体が金型工場を実際に運営していない
- サプライヤーが金型の保管場所を明言しない
- 数量コミットが口頭で議論されるだけで書面になっていない
- 見積もりに金型の所有者が明記されていない
What to send with a tooling RFQ
STEP/IGES ファイルと主要寸法入り PDF 図面、材質とカラー、年間・全期間の数量予測、希望する金型モデル(または「未定」)、将来の生産移管の有無、目標納期を送ること。全リストは射出金型 RFQ チェックリストを参照。HC-Mold は12時間以内に返信し、完全な RFQ に対して24時間以内に見積もる。
FAQ
後から金型を他工場へ移せますか?
モデル A・C では、30日間の書面通知と自己負担で可。モデル B では不可。アルミ押出ダイは設備互換性により移管保証なし。
モデル C では、還付によって所有権が移りますか?
いいえ。最初からバイヤーが所有している。契約数量を達成すれば金型費が還付される。達成しなければ還付は失うが、金型は引き続き所有する。
モデル B で数量が足りなかった場合は?
HC-Mold は金型を廃棄でき、持ち出し権はない。購入数量を継続して達成していれば、金型摩耗による再製作費は HC-Mold が負担する。
NDA だけで知財は守れますか?
守れない。NDA が守るのは情報だ。書面の金型所有権条項、CAD の閲覧制限、ファイルを社内で保管するサプライヤーを組み合わせること。
製品デザインの所有者は?
3モデルともバイヤー。モデル B では HC-Mold の金型製造技術のみが HC-Mold に留まる。
This article is general information about HC-Mold's tooling models, not legal advice. Confirm all terms in your contract.
Ready to settle ownership before the PO?
STEP/IGES ファイルを送り、希望する金型モデルを伝えてほしい。ファイル審査の前に NDA に署名し、完全な RFQ に対して24時間以内に見積もる。
HC-Moldのエンジニアリングと話し合ってください。
無料のDFM · 回答時間≤12h · 見積もり時間≤24h · ISO 9001:2015 · 中国・東莞
